王道だがフランクリンコヴィーの7つの習慣を振り返る。
深く読み込む時間がないなら要点を抑えて短時間でサクッと読める漫画版がおすすめだ。
今回は第6の習慣を解説していく。
シナジーとは本質は違いを尊重すること
シナジーとは個々の物を合わせて個々の和よりも大きな成果を上げることでき
今までなかった新しいものを生み出せるため、人生において最も崇高な活動になる。
多くの人は自分と違うものには否定的になりがちだが、
自分の考え方や能力の限界を認め相手の長所から学ぶことで相手との違いを尊重する。
そもそも人は、違う環境で生まれ、違う環境で経験し、違う人生を生きているのだから、
考え方や物の見方は違っていて当たり前なのだ。
異性や同僚とうまくいかないのを相手のせいにしたり環境のせいにしても無駄なのだ。
シナジーの成果は妥協よりはるかに大きい
妥協とは要は足し算で、お互いが納得できる部分に合意することだ。
お互いの能力をそれぞれ10とすると最大でも10+10にしかならないし、
100%合意できるなんてありえないので大体が、半分以下の成果しか得られない。
一方シナジーとは、
お互いの能力の掛け算に近い。
能力を発揮しあうことでお互いの持っていた能力を超える大きな成果が生まれる。
これが第3の案で、「まぁいいか」と重なりあう部分だけ合意した妥協とは別物だ。
お互いの違いを尊重して第3の案を生み出せ
シナジー誕生の鍵を握るのはコミュニケーションの深さ
コミュニケーションには3つのレベルがある。シナジー的コミュニケーションを目指せ。
防衛的コミュニケーション
信頼度も協力度も低い
相手を警戒したままお互い守りに入り、自分が損しないことだけを考えるため
結果は Win-Lose かLose-Win で終わる
尊敬的コミュニケーション
信頼度も協力度も少し協力的な状態
ある程度の相互理解が生まれ相手を立てたりするが共感による傾聴には至らないため、
結果は妥協となる。
シナジー的コミュニケーション
信頼度も協力度も高い状態
それぞれの相違点について深く理解し、第3の案を考える。
個々が挙げる成果よりも大きな成果を生み出せる段階で
結果はWin-Winとなる
第3の案を産むには忍耐がいる
他人の批判ばかりする同僚・強引に意見を押し付けてくる上司・自己主張するばかりする友人と
シナジー的コミュニケーションを実践するのは難しいと思うだろう。
だが、「そんな相手の相違点を尊重する気持ちになどなれない、共感なんて無理」
と妥協してしまっては、相手の無神経さや愛情のなさを認めたことになり、後の争いのためになる。
- たとえどんなに相手と衝突することになっても自分は自分の原則を守る
- 自分の人生をどう生きるかは自分の問題だ
- どんな相手に対しても違いを尊重してジナジー作り出せる
そう信じて根気よく人と接するからこそ第3の案に到達できる。
相手が上司だろうと、納得できないことは妥協するな
結果のために過程を重視するP/ PC バランスの考え方
P/ PC バランスとは、
P:目標達成や結果のこと
PC:目標達成のための能力、目標達成するための資源
つまり、PC(能力)がないとP(結果)が生まれないのだ。
一時的にP(結果)だけ手に入れてもPC(能力)が育っていないとP(結果)は失われる。
PC(能力)以上のP(結果)は得られない。
どういうことかというと、
ケース1
たまたま買った株が値上がりして100万円を手に入れた。
でも株の知識はなんもなくて100万円使い切ってもう一度株を買って100万円を手にれることができるか?
ケース2
株のことを理解して、コツコツ日々の状況をウォッチして売買して100万円を手に入れた。
またさらに100万円を手に入れることはできるか?
ケース2だと継続して一定以上の利益を出せそうだが、ケース1だと下手したらマイナスになりそうな感じがするだろう。
なぜか?PC(能力)が整っていないのだ。たまたまP(結果)が出ただけでPC(能力)はゼロに等しい。
高い結果を望むためどうするべきか
自分自身を高めるしかないということだ。
それをかなえる一つの方法が7つの習慣だ。
自分自身を磨け
まとめ
お互いの違いを尊重して第3の案を生み出せ
相手が上司だろうと、納得できないことは妥協するな
自分自身を磨け