どんなに効率を上げても、やることが減らなければやりきれない
まずはこれまでの当たり前を疑い、変化することが必要だ。
そこで今回はエフォートレス思考の中から大事なところをピックアップしていく。
エフォートレス思考とは
努力を最小化して成果を最大化する
つまり
いちばん大事なことを簡単にやること
頑張り続けても成果は出ないむしろ悪くなる、やる気でなんとかならない。
なぜならリソースは限られている。楽なやり方で取り組み力を抜いて最高の成果を出せるほうがいいだろう
容器の容量は決まっている。
先に小さな石をいれて大きな石を入れるよりも、大きな石を先に入れて小さな石を入れることで容積効率を上げられる。
先に小さな石をいれて大きな石を入れるよりも、大きな石を先に入れて小さな石を入れることで容積効率を上げられる。
しかし、大きな石ばかりあれば、容器には入り切らない。
それと同じく、どんなに仕事の効率をあげても、もともとも仕事を減らさなければやりきれない。
それと同じく、どんなに仕事の効率をあげても、もともとも仕事を減らさなければやりきれない。
エフォートレス思考の3ステップ
- 精神 頭のガラクタを片付け、余裕のマインドを手に入れる
- 行動 最も効率のいいポイントを見つけ余裕で成果を出す
- しくみ 自動化し、成果が勝手に出る仕組みを作る
今回は1の精神にフォーカスして行く。
1.エフォートレスな精神
1.1頑張れば成果が出るとは限らない
残念ながら世の中結果が大事だ、
どんなに寝る間を惜しんで頑張って多くのタスクをこなしても成果につながるとは限らない。
不必要な業務が積み重なって、生産性のない仕事に追われ、本来やるべき仕事をやる頃には疲れ切っている
それでも力を絞り出して取り組んだとしてもだ。
そういう時は、どうすればもっと簡単にできるかを考える。
楽するのは悪いこと、苦労は良いことではない
もともと人は簡単なことを好むようにできている。
頑張らないことを選ぶのだ。全力で頑張ることに慣れていると手抜きをしているようで心地が悪くなるかもしれない。
しかし、頑張りすぎは失敗のもとになる。
多くの仕事をこなしながら余裕がない状態で大事なことを行うのと
他に仕事がなく余裕がある状態で大事なことに取り組む
どちらが成功し易いか考えてみると余裕がある方がいいと思うだろう。
しかし、今までを振り返って考えてみればそういうことはないだろうか?
子供の頃から頑張らなくてはだめだと思い込まされている。
あれもこれも頑張って取り組んでいたけど結果が出なかった。
どこに進んでいるかもわからず闇雲に頑張ったところで、
目的地がなく目についた道を全力で走り回っているようなものだ。
目的地を最初に決めて、ゆっくり確実に目的地に向かって歩いている人より早くたどり着くことはないだろう。
例えば道中、当初乗る予定の電車が止まっていた時に
何時間もかけて電車の運行が再開するまで待っているより、
違う手段に切り替えれないかを考えるだろう。
それと同じように、大きな困難を感じたらやり方が悪いのではないか?と考えて、
不可能を可能にするために違う角度からアプローチすることが大事だ。
楽するのは悪いことだという思い込みを捨てて、どうしたら楽ができるかを考えよう
1.2 我慢を楽しいに変える
嫌なことを我慢するより楽しくできるやり方を探したほうがいい
「仕事は仕事、遊びは遊び」という考えがある。
そうすると仕事は苦痛、遊びは重要ではないことと分けて考えることになる。
そうなると、重要なことを成し遂げるのに邪魔な考え方になってしまう。
なぜなら、重要なこと=楽しくないこと となり、手を付けるのが億劫になっていく。
逆に遊んでいる時間は重要なことをしていない時間になり、後ろめたさが生まれて、
遊び自体も存分に楽しめなくなってしまう。
つまり、遊んでいる=サボっている となり心が重くなる。
「仕事は仕事、遊びは遊び」という考え方は今すぐ捨てよう。
重要なことを遊びのように楽しむことができるためには、
我慢を美徳と考えることを辞めればいい。
重要なことで苦痛なことを我慢せず、楽しめる方法に変える
重要なことが楽しくないと思ってしまう一つとして結果が出るまでに時間がかかることがある。
行動してから結果が出るまでタイムラグがあると、行動自体が楽しくないと思ってしまう。
例えば、ダイエットとか読書とか筋トレとかがそれに当たる。
行動をしてすぐには結果は得られず、長い間続けていくことで結果が帰ってくる。
つまり楽しみが何年もあとになってやっと帰ってくるが、それまで耐えられないのだ。
そうならないためには、
行動と結果のタイムラグを減らすことで行動自体が楽しくなるように
行動にわかりやすく即効性のある報酬を結びつけることがコツだ。
筋トレ、ジョギングをしながら音楽を聴くはいい例だろう。
ジョギングコースにかわいい店員さんのいる店を入れて、そこで1杯のコーヒーを飲んで帰る
とかでもいい。その行動をすることでなにかの報酬を得られるようにするのだ。
行動したときに満足を感じられる仕組みをつくろう
1.3 頭の中の不用品を手放す
「負のスパイラル」
不平不満は簡単で価値のない物だが、
口にしたり、見たり聞いたりするうちにどんどん不満が湧き出てくる。
頭の中に無価値なゴミが溜まっていき、ネガティブな感情に支配される。
視野が狭くなり、新しい物事に心を開くことができなくり、心身が縮こまり、物事に取り組むリソースも減っていく
足りないものに目を向けると、今あるものが見えなくなる。
「正のスパイラル」
感謝しようと務めるうちに感謝すべきことに目を向けることでポジティブな感情になり
心身は成長し、知的にも肉体的にもより高いパフォーマンスが出せるようになる。
視野が広くなり、新しい可能性に目を向け、心が開放的になり、創造性が高まり、社会性が増す。
感謝の心は他者に向かい、周りの人たちの心を明るくする。自分も他人も成長させる
今ある物に目を向ければ、足りないものが手に入る。
不満が思い浮かんでしまったら、感謝に変換することで不満の蓄積を防げる
怒りに任せて行動しても良い結果は生まれない。
あおり運転とかがまさにそれだろう。
ちょっとした不満を膨れ上げ、周りが見えなくなってしまう。
あおりちらしたところで得られるものは何もない。
過去の不満に限られたエネルギーを無駄遣いせず、未来のために使ったほうがいいだろう。
一つ不満を言ったら一つ感謝しよう
つまりエフォートレスな精神とは
疲れがない状態で、エネルギーを大事なタスクに集中することだ
エフォートレス思考は効率よくこなしても、どんどん仕事が膨れてしまい、
定時後疲れ切って自分の仕事に取り組む状態になってしまうなど、考え方を変えるのにおすすめだ。
読んで損はないと思う。
続きはまた次回。