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【エフォートレス思考】楽して結果を出す方法 ③しくみ

今回はエフォートレス思考の最終としてエフォートレスなしくみを解説していく。
エフォートレスな仕組みとは、努力した量と同じ成果しか得られない状態ではなく、何度も結果が出る状態。
つまり努力と成果の比率が一対一ではなく一度努力するだけで何度も成果が現れる。
何もしなくても休んでても寝ていても自動で成果が積み重なる仕組みを作ることで
お金がお金を生む複利のようなものだ。
これまでの、エフォートレスな精神、行動にプラスすることで複利を生み出し、しくみで成果を累積的に成果を出していく。


とある村で、水を使うには川からバケツで水を運ぶ必要があった。
一人は、バケツを効率よく運ぶために、馬を何頭も引き連れて水を運んで水を売った。
一人は、川から村まで用水路を引きいつでも水を使えるようにして水を売った。

結果だけ聞くと、後者のほうがいいと思う。
ただ即効性を考えると前者のほうが遥かに早い段階で利益が出る。
用水路が村にたどり着くまでに資金が尽きるかもしれない。

つまりどちらか一方だけではなく、両方を取り入れるのが最も良い考え方だろう。

テコの原理という物理の原理を聞いたことがあるだろう。
小さな力で大きなものを動かすことができる原理だが物理だけではなく、様々なことに応用できる。
小さな努力で大きな成果を得ることができるのだ。
全ての知識同じ価値があるわけではない
試験のために丸暗記した知識は一度しか使えない。
表面的にしか頭に入っておらず応用もできず試験が終わると忘れてしまう。
スマホでニュース記事を読んでも、1時間後には何の話だったか思い出せない
これから学ぶときに注意してほしい、
方法を学ぶのではなく、原理を学ぶことだ。
なぜそうなるのか?どういう仕組みなのか?を理解することで、何度でも応用できる知識になる。
そして知識の木を意識する。
枝葉のような詳細を見る前に、まず幹や大きな枝のように土台となる原理を理解しておく必要がある
枝葉ばかり揃えても枝葉をつなぎとめるものがないからだ。
知識を得るのにもっともオススメは読書だ
読書はこの世で最もレバレッジの高い活動なのだ。
1日の労働時間と同じ長さの投資で、恐ろしく賢い人々の発見や知識にアクセスできる。
本をしっかり読み、自分の血肉にすれば他の何よりも累積的な成果が得られるだろう
どの本を読めばいいか迷ったら
本が古ければ古いほどその本が将来にわたって生き残る可能性が高い。本を選ぶときは長く読まれている本を優先するといい
読んだことあるのにまったく思い出せない本が出てくるが、ただ量を増やすためだけに本を読むのはもったいない。
自分がその体験をしたかのように心から没頭することで自分自身を変えることができる。
そうするために、
本を読み終えたら本から学んだことを自分の言葉で1ページにまとめよう
自分の言葉でこの一節を抜き出すことで知識の吸収が深まる。
要約の作業をすることで、情報は理解になり、理解が独自の知識に変わる。
読書をして10分でいいから自分の言葉で要約しよう

2.勝手に回るしくみをつくる

長年経験を積んでもケアレスミスを犯す。
対策として「もっとしっかり注意する」よりも、注意する必要をなくすべきだ。
できるだけ多くの重要な行動を自動化すべきなのだ。
脳のメモリを無駄遣いしない方法を考える必要がある。
人類は膨大な知識を獲得し、科学技術に驚異的な進歩をもたらした。
だが、この進歩により知識の量と複雑さが増えすぎて人の管理能力を超えてしまっているのだ。
複雑な作業をしているとミスを起こしやすくなる。
必要なのは知識を増やすことではなく、ワーキングメモリに負担をかけない新しいやり方を探すことだ。
身近なものとしては、チェックリストだ。
その場で判断しなくても毎回正しく実行できる。
記憶に負担をかけなくても実行できるように身近なものに適用してみよう。
また、脳のメモリを最も消費するのが決断だ。
決断はつかれる作業だ。そして誰もが納得できる決断は不可能に近い。
一つの大きな決断が、その後の決断を不要できる場合がある。
その決断を一度することで、その後の決断を楽にすることができる。

プレゼントに何をあげようか迷う。→まずスイーツを送ることを決断する。そうするとアクセサリーや小物を見る必要がなくなり、スイーツに絞ってより深くスイーツを調べる事ができる。ジャンルを決めずに迷うと、アクセサリーも小物も、食品、雑貨、無数のジャンルを調べる必要があり、決まるものも決まらない。
日々の生活で重要なことを自動化する。
・大切な人との定期的な集まりを設定する
・給料の一部を自動で貯金する
・生活必需品をAmazon定期購入する
など
一つ注意が必要なのは、一度自動化すると利益ももたらすが、無駄な定期購読などが自動更新され、解約を忘れてしまうなど無駄な作業も自動化すると無駄がずっと続くことになる。
重要なことを自動化できるかを考え実行しよう

3.問題が起きる前に解決する。

多くの人は問題を必要以上に放置し、長く我慢してしまう。
問題を解決するもごまかす方が手軽だからだ。
だが長期的な視点で見ると、同じ問題に悩まされることを考えれば、
一度だけ手間をかけて根本的に解決した方がコストが低い。
ちょっとした問題に慣れてそれが当たり前になってしまうことは珍しくない。
気になってはいるが、わざわざ解決するまでもないと感じてしまうのだ。
その悪い癖を3つのステップで克服しよう
  1.  自分をイライラさせる問題はなにか。
  2.  その問題を放置する場合年間のコストはどれくらいか
  3.  それを解決するのにかかるステップとコストはどれくらいか
それがわかったら枝葉ではなく、根を叩くのが大事だ。
枝葉を切っても根本的には解決しておらずまた違うところが問題になる可能性がある。

本の整理の仕方を考えず、本棚を増やすが、とにかく突っ込むだけで整理されない。
→本を整理し、置き場所を決めて、足りないところに本棚を増やす。 食器の数が多く食器棚に入らないので食器棚を増やす。
→使っていない食器を整理し、必要以上の食器を処分し、それでも足りないところに収納を増やす。

小さな行動を怠るために将来大きな問題が起きてしまうことがある。
そういうときはアクションを起こす閾値を明確にすることだ。
ミスが起きるとドミノのように連鎖する。ミスを未然に防ぐには最初のドミノを倒さないことが大事だ
繰り返される問題を解決するにはどうすればいいか2分間考えてみる。

エフォートレス思考を読み終えて

まず、無理に頑張りすぎないこと。
そして無数に湧いてくる仕事を効率よく片付けるのではなく、湧いてこないようにするにはどうすればいいかを考える。
時間はかかるかもしれないが、余計なことを捨て、今まで残してきた問題が積み重なっている現状を
少しずつ整理して行くしかないと感じた。
今できることは、自分の影響が及ぶ範囲の中で整理していくことだろう。
俺的見解で解説してきたが、
頑張りすぎても結果は出ないということがわかりやすく書かれているので、
仕事を効率よく頑張ってこなしているはずなのに、どんどん仕事が湧いて一向に片付かない
という状況の人にぜひ手に取ってもらいたい。
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